スペインへ戻りました

こんにちは。

約二週間の日本滞在も無事に終わり、昨日スペインへ戻ってきました。

自分が不在の間もリーグが進行しており、1試合日本から応援する形で結果を持ち詫びていましたがNastic Manresa(ナスティック・マンレサ)との上位対決のアウェー戦も0−2で勝利してくれて2位をキープしています。


昨年も一昨年もこの期間に日本へ帰国していたタイミングで配線や引き分けが多く、少し心配していましたが今年はスタッフの数も増えてマンパワーが大きくなった分、私の不在もそこまで大きな影響を及ぼすことがなかったのでしょう。そういう意味では昨年よりもソリッドなスタッフ陣になってきているので、素晴らしい結果を導き出すための条件は整ってきています。間も無くリーグの折り返しを迎えますがこのまま2位で折り返して、何としても後半戦はバルサを倒してリーグ優勝を叶えたいなと密かに目論んでいます。


さて、今回は日本滞在の総括を。

まずは11月29日に羽田空港に到着してすぐに取ったアクションはというと・・・

PCの買い替えでしたw

これまで約3年使っていたPCから思い切ってMacに乗り換え!

前から興味はありましたが、なんとなくウインドウズを使用し続けていました。

そしてこの度Mac book Proが新しく発売されたということで興味をそそられて購入!


使っている感想は「超おすすめ」

iPhoneやiPadを使っている人でPCだけウィンドウズという人も多いかと思いますが、アプリを使っている感覚でPCも操作できるのでとても使いやすいです。

まだまだポテンシャルを引き出すような使い方はできていませんが、遊び感覚で使いながら覚えていきたいと思います。



■選手の個人分析からの気づきのシェア

仕事としては、まずは東京で12月6日に行われたアレナトーレのイベントがありました。

こちらのイベントでは私が今関わらせてもらっている「選手向けの個人分析」からの気づきを参加していただいた方向けに発表するという内容でした。


主にアレナトーレに所属している大学生やプロ選手向けに私は個人のプレー分析をさせてもらっているのですが、継続的に続けていくうちに選手のパフォーマンスが上がっていき試合で活躍するのを見ることができました。


このイベントのために準備をしていく過程で、選手がどのようにしてスキルを獲得していくのか?サッカーを通して物事を習得するために個人分析家として、また指導者としてのアプローチの方法をまた整理することができました。具体的には情報の入れ方は視覚・論理・感覚という3つの分野に分けて考え、選手とコミュニケーションを取っていくことで選手にプレーのフィードバックを行なっていきます。


プロ選手はプロのアスリートであり、やはり持っているポテンシャルは一般の人とは違うものがありますが、とても勿体無いことないことに多くの選手はそれを引き出せていません。それがなぜかというと、体を使うプロのスポーツアスリートは感覚系に優れていることが多く、その優れた能力でプロ選手になってきていることが多いからです。


しかしながらその反面では、視覚と論理性によるフィードバックを受けてきていないことが多いので「考えること」や「見て理解すること」に慣れていないことが多いのです。これによって何が起きるかというと、「感覚だけでプレーしているのでうまくいくときはいいがうまくいかない時の解決方法を知らない」「うまくいっているプレーがなぜそうなっているのかが論理的に分からないので再現性が低い」というリスクを抱えることになります。


せっかく優れた能力を持って生まれてきているのにそれが引き出せていない、または再現できていないということが問題なのですが、適正なアプローチをすることでそれが開花されてきます。それはまさに指導者の役割であり、選手本人ではわからない領域に刺激を与えてあげることでもあります。


Jのシーズンはひと段落つき、来シーズンへの準備が始まっているところですが引き続きの個人分析が選手たちにどのような変化をもたらすがとても楽しみにしています。少し話が逸れますが、鹿島アントラーズがクラブW杯の決勝に駒を進めましたね。なんとレアルマドリーとの対戦になるとのこと。日本のクラブが世界のトップクラスのチームと真剣勝負で戦うのは滅多に見れるものではありません。レアルとしても絶対に負けてはならない試合ですから気合十分でしょうし、アントラーズが日本の代表のチームとしてどれくらい通用するかを見るには素晴らしい機会になることは間違いありませんから良い試合を期待しています。


今回はこの辺で次回にまた続きをお届けしたいと思います。

それでは!


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